対策完了!
2010年 02月 24日
(NAGバルブ)を昨年秋にプリウスにも導入しました。エンジンの回る機会の多い
冬場と高速道路でどんな効果が出るかを探りつつ、バイクと兼用の物を取り付けました。
STDでも小さなバルブ(PVCバリブ)がついてますが、目的も効果も違う物です。
とはいえあまり効果を感じられないでいた頃に、NAGバルブ内部にエマルジョン
(オイルと水分でできたクリーム状の乳化物質)の発生で作動しなくなるとの情報が
入りました。
そして、今回エマルジョンの発生状況と対策部品取り付けの為にNAGファクトリーを
訪問しました。
外して開口一番「こりゃー今までで一番すごいや!」
プリウスはその独特なエンジン制御のおかげて、エンジンの温度があまり上昇
しないのですね、合わせて普通の車では考えられない頻度でエンジンがかかったり
止まったりを繰り返します。そのため、エマルジョンがもっとも堆積しやすい
とのことでした。
現物は仙人様の想像以上の堆積により、バルブの機能をなしておりませんでした。
バルブだけではなく、ホース内部にまで広がってました。
今回取り替えたのは、そのエマルジョンを負圧で吸取てしまおうという機構を
兼ね備えたものです。バルブ本体も若干の設計変更がされております。
バルブを交換した様子、エマルジョン吸い取りパイプが追加されました。
こちらで発生する負圧を利用して、バルブ直前で発生するエマルジョンの原因になる
成分を吸い出そうというものです。
取り付け後の試走〜帰宅までの印象ですが、
プリウスにしばらく乗った方なら分かる、エンジンの入り切りの際の小〜さなショック、
特に低速走行時のガクンとしたトルク変動が分からなくなっちゃいました。
始動、停止を頻繁に切り替える仕組みで、乗り馴れるとアクセル操作でコントロール
したりするのですが、自分でも切り替わりが分かりにくくなる位のスムースさです。
また、エンジン回転が走行に関与している範囲での加速の伸びが良くなったのと
エンジンのノイズと振動も軽減されたように感じます。
プラシーボ効果を差し引きし、普段の通勤使用にてもう少し寒い時期を走って
その感想がどう変わるかを見てゆきたいです。
燃費の向上に関しては、気温や走行パターンの関係でイコールコンディションでの比較ができず、
バルブの効果のみを評価できないのですが、走り以外にも発電効率の向上から
HVシステムのバッテリーへの充電効率がアップし、その分モーター走行の時間と距離が
長くなり、結果、燃費の向上につながるのではないか?という仮説をたててます。
今日辺りは気温が高く、もうすぐで満タン1000kmの時期がやってきます。
昨年よりも早く1000km入りできるといいなぁ。